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ベルリン展覧会ガイド『2020年6月~8月』 | MERZ

ベルリン展覧会ガイド『2020年6月~8月』

ギャラリー

6月から8月にかけてのベルリンのギャラリー展示を紹介(会期終了が近い順)。月に一度、通常休みの日曜日もオープンする「Sunday Open」も今夏限定で開催中。(次回は6月21日)要マスク着用
ここで紹介しているギャラリーはごく一部ですが、ベルリンの展覧会情報サイト「Index」で主要ギャラリーの展覧会一覧が見れます。


Sprüth Magers

カラ・ウォーカー
(Kara Walker.1969〜)
『THE SOVEREIGN CITIZENS SESQUICENTENNIAL CIVIL WAR CELEBRATION 』

南北戦争後の人種差別事件を影絵の手法で掘り起こした映像作品。奴隷制度、白人至上主義といったアメリカ南北戦争から今に至る人種間の分断を扱った長さ20mの切り絵による壁画の展示。

場所:Oranienburger Straße 18  (ミッテ地区)
期間:3月11日〜6月21日まで
https://spruethmagers.com/exhibitions/kara-walker-the-sovereign-citizens-sesquicentennial-civil-war-celebration-berlin/


Galerie Thomas Schulte

グループショー
『Listen to a heart beat 』

出展アーティストの一人、オノ・ヨーコのグレープフルーツから引用した展覧会タイトル『Listen to a heart beat』。絵画、彫刻、写真、映像インスタレーションなど8人のアーティストによるグループショー。

出展アーティスト
Dieter Appelt, Angela de la Cruz, Paula Doepfner, Rebecca Horn, Alfredo Jaar, Maria Loboda, Michael Müller, オノ・ヨーコ

場所:Charlottenstraße 24 (クロイツベルク地区)
期間:5月23日〜7月11日まで
https://www.galeriethomasschulte.de/exhibitions/current-exhibitions/

レベッカ・ホルン THE LOVER´S BED, 1990
機械仕掛けによって羽根をはためかせる蝶のキネティック彫刻。


Esther Schipper

グループショー
『PS81E』

アートバーゼル(新型コロナのため中止)で展示予定だった作品など、所属アーティストによるグループショー。出展アーティストはサイモン・フジワラ、リアム・ギリック、フィリップ・パレーノ、アンリ・サラ、ライアン・ガンダーなど多数。

場所:Potsdamer Strasse 81E (ティアガルデン地区)
(入り口はエレベーターから)
期間:6月16日〜7月25日まで
https://www.estherschipper.com/exhibitions/908-ps81e/

展示風景 サイモン・フジワラ


Capitain Petzel 

バーバラ・ブルーム
(Barbara Bloom.1951~)
『 Works on Paper, on Paper 』

アメリカはロサンゼルス出身のコンセプチャルアーティスト、Barbara Bloomの展示。

場所:Karl-Marx-Allee 45 (ミッテ地区)
期間:3月7日〜8月1日まで
http://www.capitainpetzel.de


Galerie Max Hetzler

グループショー
『SUMMER SHOW』

ギャラリー所属アーティストによるグループショー『SUMMER SHOW』
出展アーティストはジグマー・ポルケ、アルバート・オーレン、ブリジット・ライリー、ジュリアン・シュナーベル他。

グループショー
『BED AND CLOCK, MOON AND BEACH:
EDVARD MUNCH

エドヴァルド・ムンクと、関連する12人のペインター(ピーター・ドイグ、ゲオルグ・バゼリッツ、マーク・グロッチャンなど)の展示。

『SUMMER SHOW』
場所:Bleibtreustraße 45 (シャルロッテンブルク地区)
『BED AND CLOCK, MOON AND BEACH:
EDVARD MUNCH』場所:Goethestraße 2/3(シャルロッテンブルク地区)
期間:6月12日〜8月1日まで
https://www.maxhetzler.com/exhibitions/

『SUMMER SHOW』よりジグマー・ポルケのペインティング


König Galerie
(ケーニッヒギャラリー)

『MESSE IN ST. AGNES』

新型コロナで中止となったアートバーゼルの代わりに、ケーニッヒギャラリーが独自に企画したアートフェア。展示作品はダニエル・リヒター、ネオ・ラオホ、カタリーナ・グロッセ、マルティン・キッペンベルガーなど計100点以上。その他、自身のアバターを操作して体験できるバーチャルアートフェアも。(無料アプリをダウンロード)

期間:6月17日~6月26日まで
入場料:10ユーロ
写真撮影禁止

Elmgreen & Dragset
『 Short Story 』

ベルリンを拠点に活動するアーティストディオElmgreen & DragsetのKönig Galerie 初展示。原寸大のテニスコート上には勝者と敗者、年老いた男性の3体の彫刻、どこか物語を想起させるインスタレーション。

場所:Alexandrinenstr. 118-121(クロイツベルク地区)
期間:5月16日〜8月2日まで
一応ホームページからの予約制となっているけど、予約確認はされなかった。
https://www.koeniggalerie.com/exhibitions/28356/short-story/


Sexauer Gallery

グループショー
『COME TOGETHER』

ギャラリー所属アーティストによるグループショー

出展アーティスト
秋吉風人, Thomas Feuerstein, Ornella Fieres, Jay Gard, Isabelle Graeff, Philip Grözinger, Alexander Iskin, Caroline Kryzecki, Jeewi Lee

場所:Streustr. 90 (ヴァイセンゼー地区)
期間:5月19日〜8月8日まで
http://www.sexauer.eu

展示風景 秋吉風人


Konrad Fischer Galerie 

トーマス・シュッテ
(Thomas Schütte.1954~)

トーマス・シュッテの彫刻作品、ドローイングなど。


場所:Neue Grünstraße 12 (クロイツベルク地区)
期間:5月2日〜9月30日まで
https://www.konradfischergalerie.de/exhibitions?tx_kfmanagement_exhibitions%5Baction%5D=show&tx_kfmanagement_exhibitions%5Bcontroller%5D=Exhibition&tx_kfmanagement_exhibitions%5Bexhibition%5D=259&cHash=b971e5f532f95a1b0087333dd4bbb2a9


美術館・アートスペース

Kindl、PalaisPopulaire、Hamburger Bahnhof、バルベリーニ美術館は新型コロナのため日時指定の予約制。要マスク着用。(会期終了が近い順に載せています。)
美術館リスト


KINDL – ZENTRUM FÜR ZEITGENÖSSISCHE KUNST

Isa Melsheimer
『Der unerfreuliche Zustand der Textur

ベルリンを拠点に活動するアーティスト、Isa Melsheimer (1968~)。セラミック、コンクリート、ガラス、刺繍を施したテキスタイル、マスク、植物など多様な素材で構成されたインスタレーションの展示。

Am Sudhaus 3 (ノイケルン地区)
期間:3月22日〜7月5日まで
https://www.kindl-berlin.de/2001-melsheimer


 Haus am Waldsee

 Bernhard Martin
『Image Ballett 』

ベルリンを拠点に活動するペインター、Bernhard Martin(1966~)による展示。ペインティング、ドローイング、コラージュなど。
ベルリン中心部から少し離れているけど、展示以外にも湖に面したスカルプチャーパークや、ちょっと歩くと近くに森や水浴場のある大きな湖もあるので天気のいい日に行くのがおすすめ。

場所: Argentinische Allee 30 (ツェーレンドルフ地区)
期間:5月5日~7月5日まで
https://hausamwaldsee.de/bernhard-martin/


 Martin Gropius Bau
(マルティン・グロピウス・バウ)

リー・ミンウェイ
(Lee Mingwei.1964~)
『 禮 Li, Geschenke und Rituale』

リレーショナルアートを代表する台湾出身のアーティスト、リー・ミンウェイの展覧会。
過去30年間のパフォーマンス、プロジェクトなど。

パフォーマンス
Sonic Blossom」:14:00~18:00 (毎日)
Our Labyrinth」:11:00~15:00 (毎日)
The Mending Project」:10:30–14:30 (水、月), 10:30–18:30(木~日)

場所:Niederkirchnerstraße 7 (クロイツベルク地区)
期間:3月27日〜7月12日まで
https://www.berlinerfestspiele.de/de/berliner-festspiele/programm/bfs-gesamtprogramm/programmdetail_299671.html

『砂のゲルニカ』パフォーマンス風景


Museum Barberini
(バルベリーニ美術館, ポツダム)

クロード・モネ
(Claude Monet.1840~1926)
『Monet. Orte』

ベルリンの隣街、ポツダムのバルベリーニ美術館では印象派を代表する画家、クロード・モネの展覧会。
モネの絵画、約100点を集めたドイツ過去最大規模の回顧展。

場所:Humboldtstraße 5-6 (ポツダム)6
期間:2月22日~7月19日まで
https://www.museum-barberini.com/en/monet/


n.b.k.(Neue Berliner Kunstverein)
(新ベルリン美術協会)

Monika Baer
『Neue Bilder』
Hannah-Höch-Preis 2020

Monika Baerによる新作ペインティングの展示。美術史の参照、キャンバスを舞台装置に見立てた絵画への演劇的アプローチ、イリュージョンと反イリュージョン。個人的に気になってるペインターの一人。

Natascha Sadr Haghighian
『passing one loop into another』
Hannah-Höch-Förderpreis 2020

n.b.k.2階は昨年、ベネツィアビエンナーレのドイツ館代表を務めたNatascha Sadr Haghighian。こちらは比較的こじんまりとした展示。

場所:Chausseestrasse 128/129 (ミッテ地区)
期間:6月12日〜8月2日まで(無料)
https://www.nbk.org/ausstellungen/aktuell.html

Monika Baer


PalaisPopulaire

クリスト&ジャンヌ=クロード
『Projects 1963–2020』

先日、85歳の誕生日を迎える前に亡くなったクリストとそのパートナー、ジャンヌ=クロード。
数多くの大規模プロジェクトを実現してきたアーティスト夫妻の1963年から2020年にかけての作品(初期のオブジェクト、ドローイング、版画)約70点による展示。

場所:Unter den Linden 5 (ウンターデンリンデン)
期間:5月6日〜8月17日まで
会期中無料
https://www.db-palaispopulaire.de/de/christo-jeanne-claude.htm


St. Matthäus-Kirche(聖マテウス教会)

イケムラレイコ
『 In Praise of Light 』

ベルリンを拠点に活動するアーティスト、イケムラレイコの展示。
絵画、彫刻、さらに教会の中央に投影された光のインスタレーションなど、教会の破壊と再建の歴史に結びつけた展覧会。(点数は少なめ)

場所:Matthäikirchplatz 1 (ミッテ地区)
期間:5月4日〜9月13日まで (無料)
https://www.stiftung-stmatthaeus.de/programm/ausstellungen/veranstaltung/leiko-ikemura-in-praise-of-light/


Hamburger Bahnhof – Museum für Gegenwart Berlin
ハンブルク駅現代美術館)

カタリーナ・グロッセ
 (Katharina Grosse.1961~)
『It Wasn’t Us』

2000年代以降のドイツを代表するアーティストのひとり、カタリーナ・グロッセによる新作展。
旧駅舎の広大な空間、美術館の外部まで拡がる鮮やかな色彩。
風景を絵画に変容させる大規模なインスタレーション。

場所:Invalidenstraße 50-51 (モアビット地区)
期間:6月14日〜2021年1月10日
https://www.smb.museum/museen-einrichtungen/hamburger-bahnhof/ausstellungen/detail/katharina-grosse/
カタリーナ・グロッセ過去記事

Nami
2015よりドイツ在住。現在はドイツの美大に在学中。 主に絵画のことについて。